産後だけでなく妊娠中でもうつになることがあります

妊娠中にうつになるというのは、そんなに聞いたことがないかもしれませんが、実際には、産後だけでなく妊娠中でもうつになることがあります。

 

ただでさえ妊娠中はホルモンのバランスが変化するので、体や心のバランスが変わるとしてもなんらおかしいことではないのかもしれません。

 

妊娠すると、さまざまな不安にかられることがあります。つわりがしんどくていつまで続くのか、はじめての妊娠なら、自分の体系の変化に心がついていけなかったり、無事に出産できるのか、出産の痛みに耐えられなかったらどうしよう、無事に赤ちゃんがおなかの中で育つのだろうか、など、不安なことを挙げだしたらきりがないかもしれません。そんな不安からうつになってしまう場合があります。

 

ただでさえいろいろなことに敏感になりがちな妊娠中、妊婦の家族や周囲の人は、妊娠中であってもうつになる可能性があるということを知っておくといいでしょう。周囲のサポートがあるかないかでうつになるかどうかは変わってきます。妊婦本人が不安がある、ちょっとしんどいと口にしたときには、手助けしましょう。妊婦が求めていることをできるだけしてあげることが大事です。

 

ただし、妊婦本人もうつには気づきにくいことがあります。妊婦自身、いつもの自分とちょっと違うなと感じたら、自ら助けを求めることが必要です。うつになる傾向として、眠れない、今まで楽しいと感じたことが楽しくない、焦ったりイライラするなど、いつもの自分と違うという信号があります。

 

妊娠中だと、全部妊娠しているからだと考えがちですが、明らかにいつもと比べて変だと感じたら、それはうつのサインかもしれません。早めに気づくことがうつにならないようにするには大事です。妊娠中という時期だからこそ、すべての体や心の変化を妊娠中だからで片づけるのではなく、少し見方を変えてうつの可能性もあると幅広い視野で考えることが必要ではないでしょうか。周囲の方々のご理解もじゅうぶんにあることが妊娠中のうつの対策には必要です。